もうすぐ新緑が美しく、爽やかな風が頬をなでる自転車のベストシーズン!
「そろそろ外へ…」と考えているサイクリストが多いことでしょう。
私もいくつかロングライドの計画を立てていますが、今回は群馬県高崎市で開催されるヒルクライムイベント「榛名山ヒルクライム」のコースをご紹介。
また、今回は私独自のコース攻略法を紹介するので、参考になれば幸いです。

ハルヒルのコースは手強い!
週末のロングライドやロードレースなど、様々な楽しみのスタイルがあるスポーツバイクですが、自転車でひたすら坂道(山)を登り続けるヒルクライムは人気です。坂を登っているときは、スピードも出ませんし、息は上がって苦しいですよね。それでも上り切った時の達成感や充実感はクセになります! ヒルクライムイベントは、春から秋にかけて全国各地で毎週のように開催されています。
そして、今回紹介する「榛名山ヒルクライム in 高崎」、通称「ハルヒル」は国内屈指の人気のヒルクライムレースで、地元高崎市の麓から榛名山の山頂まで続く全長14.7km(記録計測区間)あります。大会本番も迫るゴールデンウィークには試走で訪れるサイクリストも多いようです。
そこで、今回は大会に参加する人も、そうでない人も参考になるハルヒルのコース攻略法を紹介します。過去に、全国各地の大会に延べ100以上参加してきた中でも、ハルヒルのコースは、なかなか手強い印象。
勾配が緩やかで、スピードを出せる区間もある一方で、勾配の急な区間も多く、全体を通して変化に富んでいます。ヒルクライム共通の鉄則は、序盤は気持ち抑え気味の負荷で走り始め、その後はゴールまで一定の負荷で走り続けることですが、勾配が変化していると負荷一定をキープすることが難しくなります。急勾配になるほど無意識のうちに負荷が高まってしまうからです。
中盤までに脚を使ったら、終盤は大きく失速してしまう
さらに、コースを細かく分析してみます。コース全体の平均勾配は6.2%。全国のヒルクライムイベントの中でも、ごく標準的です。ただし、前半約7kmが4.4%に対して、後半約7kmは8.0%もあります。ここがポイントで、序盤の緩斜面で追い込んでしまうのはもちろんNG! 後半も急にペースを上げるのではなく、11.6km地点の榛名神社の大鳥居に向けて徐々にペース上げていく意識が大切です。そして、大鳥居をくぐった直後から始まる約500m続く最大の難所で粘れるだけの脚を残りしておくことです。ゴールまでラスト2kmも平均勾配が10%はあるので、終盤に少しでも脚を残しておけるかどうかが、最終的なタイムに大きく影響するでしょう。
距離標識と鳥居を目印に走ろう!
コース上には、ゴールまでの残り距離が表示された看板があります。スタート地点にある「計測スタート」から1kmごとにあり、14.7km先の「記録計測終了」まで残り距離を把握しながら走れます。




さらに、二つの鳥居も目標になります。6.3km地点の「一ノ鳥居」までは、街中から山中へと向かう直線的な緩斜面区間です。その後、山中に入ると勾配の変化が激しくなり、11.6km地点の「榛名神社」までが中盤区間。その後、ゴール地点となる「天神峠」までは急勾配(最大14%)と緩斜面が連続する息つく暇のない終盤区間です。



実際に走ってペース配分をつかんでおこう
試走時には、タイムアタックで全力を出し切ることも大切ですが、コースの特徴に合わせて力の出し方を掴んでおくことが重要です。序盤から無難にペースを刻むのではなく、思い切って、中盤まではいつも以上に余裕を持って走って見ましょう。後半勝負のハルヒルコースは、榛名神社をくぐった後の終盤の走り方がすべてと言ってよいでしょう! 試走時にペース配分の良い感覚を掴んでおくことがポイントです。

また、後半の急坂区間に備えて、大きめの歯数のローギアがあるスプロケットを準備しておくことも、ヒルクライムを楽するための大切な対策です。
スタート地点までは高崎駅から距離15km
ゴール地点から榛名湖まで下ると、湖畔にはいくつか食事処があるので、ランチ休憩もおすすめです。週末にハルヒルコースを走りに行った際にはぜひ立ち寄ってみてください。最後に、ハルヒルコースの最寄り駅は東京からのアクセスがよいJR高崎駅です。スタート地点までちょうど15kmの距離にあるので、ウォーミングアップに最適です。大会本番まで試走で訪れるサイクリストが増えます。輪行時の駅構内でのマナー、下山時のスピード出し過ぎなどに注意して、安全第一で楽しみましょう。