自転車好きには「クルマも好き!」という人も多い気がします。
それに、「自転車だけじゃなく、ランニングもするよ」という人も結構多いですね。
今回はそんな方々にオススメ。
お正月の風物詩、ニューイヤー駅伝を体感できるサイクリングコースを紹介します。
ニューイヤー駅伝の舞台を走ろう!
コースはニューイヤー駅伝をほぼトレース(一部に自転車侵入禁止区間あり)したもの。
舞台はサイクリストに人気の赤城山、榛名山、妙義山などの山々に囲まれた上州エリア。山麓に広がる前橋市、高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市の5市をめぐるコース。
ニューイヤー駅伝のコースをそのままなぞって上州路100kmロングライドに挑戦です。

街中を通過するけど走りやすいの?と疑問に思われる方も多いはず。
信号がほとんどない山奥のロングライドと比べたら走りやすいとは言えませんが、想像していたよりも走りにくさは感じませんでした。これにはちょっと意外! 幹線道路は思ったほど停車シーンが少なく、上毛三山や浅間山などの山並み、利根川と渡良瀬川沿いのロケーションも楽しめます。

今回走ったのは年の瀬12月29日、ニューイヤー駅伝3日前のこと。街中では着々と大会の設営準備が進んでいました。

群馬県庁(前橋市)からスタート
スタート地点は前橋駅から1kmほど離れた場所にある群馬県庁前。100km走ってゴールも県庁へ戻ってきます。スタート&フィニッシュ地点の路面には歴代優勝チーム名が刻まれたプレートが埋め込まれていて大会の歴史を感じることができます。こちらの路面プレートは見逃しやすいので記念写真をお忘れなく!


まずは1区。前橋中心街を抜けるとすぐに幹線道路に入り、走りやすくなります。ただ、途中の陸橋を越える箇所で自転車侵入禁止の区間があるので側道からほんの少しだけ迂回が必要です。そこだけは注意しましょう。前橋市から高崎市に向けては下り基調で爽快に走れます。高崎市といえばヒルクライム好きにはお馴染みの「榛名山ヒルクライム in 高崎」の開催地です。そして、高崎市役所が駅伝の1区から2区への中継所になります。


駅前商店街も通過する高崎市街は今回の全行程の中で交通量が多く、ストップ&ゴーが多い区間と言えます。先は長いので焦らず走りましょう。県道27号に入り、一路東方面へ。利根川を渡って再び前橋市へと入ったところで、「鳥めし」で有名な「登利平(南部店)」に到着。ニューイヤー駅伝ではここが3区から4区への中継所になっています。伊勢崎市から太田市までは県道をつないだ基本的に直線のわかりやすいルートが続きます。まだ中盤ですが、ビュンビュン加速できる区間なので、ペダルにも力が入ります。


SUBARU本工場の前にあるアノ店へ
コースは中盤、56km地点の太田市役所前へ。サイクリストにも多くのファンがいるSUBARU本工場や矢島工場がある地域。街の至る所でSUBARUの文字やロゴを目にします。まさに太田市はSUBARUの街といった印象。

そんな本社工場の正面玄関のある道を挟んで対面にある和菓子屋「伊勢屋」さんは是非立ち寄りたいスポットのひとつ。昭和9年創業の老舗で、SUBARUのクルマをかたどった「すばる最中」や印字された瓦煎餅風のお菓子「THEスバル」など、SUBARUファン御用達の人気店。

現在の4代目店主さんに聞けば、初代店主のときに、当時スバルの社会保険組合の式典の記念品として考案されたのが「すばる最中」の始まりだとか。さらに、SUBARUのロゴマークである六連星。六連星サブレは、名車がプリントされたオリジナルで、どのモデルかは開封してのお楽しみ! スバリストが多く立ち寄る伊勢屋さんは、サイクリングの立ち寄りスポットとしてオススメです。個包装売りがあるので、サイクリングの補給としても嬉しいですね。

伊勢屋さんで補給を終えて再出発。太田市街を抜けて桐生市へ入ります。距離は70kmを通過していよいよ終盤へ。郊外ののどかな風景の中を走り抜けます。冬は上州らしい空っ風に覚悟が必要ですが、渡良瀬川を渡るシーンや堤防沿いなど、抜けのよい景色の中を楽しめるでしょう。

77km地点からはゴールの群馬県庁まで国道50号をひた走ります。ちょうど夕刻時間と重なれば、正面左から夕陽を浴びながらのライドを満喫できるでしょう。進行方向右手には赤城山を望み、開放的な景色に気持ちも高まります。

最終盤、前橋市内は時間帯によっては交通量が多くなる可能性もありますが、まるで駅伝のアンカーのように県庁のフィニッシュ地点へペダルを漕いでラストスパート。

走るのにオススメの時期は?
走行中の平均時速25kmで、立ち寄り時間等も含めて6時間ほど。街中を通過するロングライドは信号ストップを考慮した時間に余裕を持ったプランニングが大切でしょう。高低図ではアップダウンがありそうですが、前半やや下り基調、後半やや上り基調というほどで、ほぼ平坦と言ってよいでしょう。ゆったり走っても、朝8時にスタートできれば、夕方16時ごろまでには十分戻ってこられると思います。
日は短いですが、駅伝ファンであればオススメするのは年末。コース上には試走と思われる選手たちが走っていてテンションが上がりますよ。(私は男子マラソン日本記録保持者のあの選手が走っているのを見かけました)